由良環 写真展 「哲学的考察・パリ」

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由良よりDMが届いたので、展覧会告知紹介します。お時間のある方は、是非どうぞ。
2004年の撮影を5年経過して成熟させるという時間的な意味はなかなか考えさせます。金、土、祝は作家在廊とのこと。 / マチダ


Tamaki YURA Philosophical approach to Paris
由良環 写真展 哲学的考察・パリ
2009年11月23日〜12月5日 森岡書店
13:00~20:00
*11/23,11/28は、イベントの為、19:00迄

map01.gif〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町2-17-13
第2井上ビル305号 森岡書店
E-mail: info@moriokashoten.com
Tel: 03-3249-3456
アクセス:
地下鉄東西線、日比谷線茅場町駅下車。3番出口。永代通りを霊岸橋に向かい橋の手前を右へ古い戦前のビル3階

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イベント
音楽会 ヴォーカル:木下ときわ
11月23日 (月・祝) 開場 19:00 / 開演 19:30 / 参加費 2500円 / 要予約
朗読会 言葉の反映 vol.15 朗読:岡安圭子
11月28日 (土) 開場 19:00 / 開演 19:30 / 参加費 500円 / 要予約

ーパリの街には、形容詞がよく似合う。
優美で、時に神々しいほど荘厳な、目抜き通りや、お屋敷街。
シックで洒落た、カフェやバーの集まる坂道通りには、センチメンタルな雰囲気が漂い、荒廃した、毒々しさで充満した場末の路地裏にさえ、1人の人間の人生の重みがずしりと感じられるようだ。
2004年、1人パリに暮らしながら、写真を撮り重ねた。
わたしは、何百年もの歳月を重ねてきたこの都市の、核の部分を撮りたいと切望していた。それは、多くの人間の営み、様々な歴史の出来事という、大きなテーマを一挙に引きこみ、それを抽象化して、パリの都市に投影させるということだった。
それができたのかは分からない。しかし、何とかその内側に入りこんで、パリという、都市の存在理由に迫りたいと考えていた。
その、パリの街への執着は、自己の内省へと向かう不可思議なエネルギーに支配され、自身とパリの街とが繰り返した、果てしない対話の集約として、この作品があり、また、ひとつの哲学を追い求め、繰り返し反復し、少しづづ構築していく。という意味をこめて、「Philosophical approach to Pari」の、タイトルをつけている。ーDMより

由良環 Tamaki YURA
1972年、長野市生まれ。
東京造形大学建築専攻卒業。在学中に取り組んだ都市研究をきっかけに、東京の街を撮り始め、写真家を志す。以後一貫して、都市をテーマにした作品を撮り続ける。
'04から渡仏、パリでの活動を始める。以後東京とパリを行き来し、「City Evolutions/東京・パリ」を制作。同じテーマで制作を続け、ベルリン、ニュヨーク、北京、ニューデリーで撮影を行い、世界の大都市10ヶ国での撮影を目指している。

主な個展
・'94年「Real Time Story-Telling」(ルブリン、ポーランド)
・'01年「都市をめぐって」コダックフォトサロン(銀座、東京)
・'02年「ラフレシアを探して」ギャラリーQ(銀座、東京)
・'04年「Urban Series:Tokyo」Atelier AE(パリ10区)
・'06年「City Evolutions:Tokyo/Paris」Espace JIPANGO(パリ3区)
・'07年「City Evolutions:Tokyo/Paris」コダックフォトサロン(銀座、東京)

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